脇の黒ずみの原因は除毛剤だった！正しく除毛剤を使わないと脇が黒ずむ！？

そもそも、除毛剤とは？

脱毛・除毛には様々な方法がありますが、その中で一番手軽に出来るのが、除毛クリームなどの除毛剤を使うという方法です。除毛剤にはリスクがあることも覚えておいて下さい。

除毛剤は、アルカリ成分の薬剤で毛を溶かします。体毛はタンパク質でできており、アルカリ成分はタンパク質を溶かすという性質があるのです。アルカリ泉に入った方は、お湯の中で肌がぬるっとしたという経験はないでしょうか？あれも、温泉のアルカリ成分が表皮を溶かしたせいです。

つまり、除毛剤は毛だけを選択的に溶かすのではなく、周囲の皮膚ごと溶かしているということになるわけです。当然、ムダ毛がなくなる代償として皮膚へダメージを与えますから、あまり多用するのはおすすめできません。

除毛剤のメリットとは？

除毛剤にはもちろんデメリットだけではなくメリットもあります。

例えばムダ毛をカミソリで剃ると肌が弱い人はカミソリ負けするし、カミソリで剃った毛はその断面を保ったまま伸びてくるので、毛が濃くなったように見えてしまいます。

除毛剤の場合は表皮から出ている部分だけではなくて、ある程度毛穴の内部にある毛まで溶かすことができるので、カミソリで剃ったときより伸びるまでの時間が長くなるし、塗って5分ほど放置して流すだけの除毛剤のほうが、シェービングクリームなどを塗ってからカミソリで剃るよりも手間がかかりません。

また、除毛クリームを使えば塗った範囲を一気に除毛できますから、除毛した範囲が広いほど有効であると言えます。

脇の黒ずみの原因は除毛剤？

上記のように除毛剤は体毛ごと皮膚も溶かします。それは、皮膚に対してはダメージという情報として伝えられます。

皮膚が紫外線刺激にあったときに日焼けするのは、皮膚にある「メラノサイト」という器官の働きによります。メラノサイトは、血液に含まれるアミノ酸・チロシンから、メラニンという色素を作り出します。これが日焼けをする原因で、皮膚はメラニンを作り出すことによって紫外線による皮膚の損傷を抑えているのです。

ところが、紫外線にあたらなくても皮膚に損傷があったときにメラノサイトが働いてメラニンを作り出す場合があります。除毛剤による皮膚へのダメージもその一つです。

特にムダ毛処理の機会が多い脇やデリケートゾーンにあまり除毛剤を使い過ぎると、その部分にメラニンが沈着して黒ずんでしまう可能性があります。特に日焼けしやすいという人は要注意です。

脇の黒ずみを防ぐためには正しく除毛剤を使おう！

肌へのダメージや黒ずみをさけるためにも、除毛剤を使う頻度は抑えるべき。そして、デリケートゾーンのような敏感な部分や、顔のような常に人前に露出している部分には使うのをやめたほうがいいです。

また、除毛クリームのチューブなどに記載されている用量を守ることも大切。多すぎればダメージが強くなりますし、逆にダメージを恐れて少なめに使うと肝腎の除毛効果があまり出ずに皮膚だけいじめるということになってしまいます。

また、除毛後のケアも大切です。クリームを洗い流したあとは、皮膚の炎症を避けるために濡れタオルなどで冷やします。保冷剤を使うときはタオルに包み、あまり長時間冷やし過ぎるのはやめましょう。

その後、敏感肌用の保湿クリームなどを塗って保護します。もし赤く炎症してしまったら皮膚科に行き、除毛剤の使用はやめたほうがいいです。

-脇の黒ずみの原因